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【麻雀の焼き鳥ルール】なぜ存在する?その由来と理由や回避のコツまとめ

【麻雀の焼き鳥ルール】なぜ存在する?その由来と理由や回避のコツまとめ
中村 信二 この記事の監修者 中村 信二

10年以上にわたりオンラインゲーミング業界で活動し、その間に多岐にわたる役割を経験。

ゲームの評価者としてスタートし、その後、ゲームプロバイダーとカジノオペレーターとの間の橋渡し役として、業界の発展に貢献してきた。

現在は、オンラインカジノ業界での深い知識と豊富な経験を背景に、業界のトレンドを先導するWebメディアの編集を手掛けている。

麻雀の「焼き鳥ルール」は、一度もアガれなかった人にペナルティが課されるローカルルールです。

本記事では、焼き鳥ルールの意味や名前の由来、回避の戦略について初心者にもわかりやすく解説します。

目次
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麻雀の焼き鳥ルールとは?

麻雀の焼き鳥ルールとは?

麻雀における「焼き鳥ルール」は、ローカルルールとして有名です。

名前について一度は聞いたことがある方も、いるのではないでしょうか。

焼き鳥ルールは、麻雀を盛り上げるためのもので、特定の条件下でペナルティとして適用されるものです。

焼き鳥ルールを導入することで、プレイヤーは通常ルールと違ったゲームに臨めます。

ここからは、焼き鳥ルールについて詳しく解説します。

一度もアガれない人が焼き鳥となる

麻雀における「焼き鳥」とは、対局中に一度もアガリを得られなかったプレイヤーを指す言葉です。

焼き鳥ルールが採用されている場合、プレイヤーは「焼き鳥マーク」を使用し、対局開始時に全員がこのマークを所持します。

アガリを達成したプレイヤーは、そのマークを片付け、プレイヤーが焼き鳥を回避したことを示します。

もし、対局終了までに一度もアガれなかった場合は焼き鳥が確定し、時にはペナルティを受けるルールが一般的です。

焼き鳥ルールは、ゲームに緊張感を生み、プレイヤーに積極的なアガリを目指すためのルールとなっています。

焼き鳥マークは、雀荘に備え付けられていることも多く、麻雀に一層の盛り上がりをもたらすユニークな追加ルールとして親しまれています。

焼き鳥マークはゲーム終了後に精算する

焼き鳥ルールでは、焼き鳥状態で終了したプレイヤーに、ペナルティが科せられるルールです。

ゲーム中に点棒移動するのではなく、半荘もしくは東風のゲーム終了後にポイントにて精算します。

加えて、プレイヤー間や雀荘などのルールで取り決め、10〜30ポイント(10,000点から30,000点)がマイナスになります。

ノーテン罰符のように30ポイント(30,000点)を基準に、焼き鳥のプレイヤーが焼き鳥ではないプレイヤーに、支払うルールも存在します。

焼き鳥ルールが採用されている場合、一度もアガらずに終わらないよう、慎重に戦略を立てることが大切です。

焼き鳥はローカルルール

焼き鳥ルールは、あくまでローカルルールとなっており、プロルールや麻雀ゲームには採用されていないことが一般的です。

地域性があることはなく、この地域であれば焼き鳥ルールが一般的ということもありません。

しかし、アーケード麻雀「MJシリーズ」には「雀荘モード」があり、特殊ルールとして採用されていたこともあります。

仲間内や雀荘のイベントなどで採用することもあり、麻雀を長くプレイしたことのある方であれば、お馴染みのルールとなっています。

割れ目やダブルドラなどといった特殊ルールの中でも、メジャーなルールなのが焼き鳥ルールです。

焼き鳥ルールには追加ルールも

焼き鳥ルールは、「アガれなければペナルティ」ということはお伝えしましたが、それを発展させたルールも存在します。

焼き鳥ルールに対して追加ルールを採用することで、さらにプレイヤーをハラハラとさせる展開も期待できます。

以下は、焼き鳥ルールの追加ルールについてまとめた表です。

焼き鳥の追加ルール名ルールの内容
焼き直し全員の焼き鳥マークがなくなった場合に、全員の焼き鳥が復活するルール
焼き戻し焼き鳥回避したのにもかかわらず「焼き鳥マーク」のしまい忘れがあった場合にペナルティを受けるルール
焼き豚オーラスにロンアガりで焼き鳥が解消された場合、放銃者にペナルティを与えるルール

友人間であればゲームごとにポイントを変更したり、ちょっとした罰ゲームを用意するといったことも、楽しみの一つとしておすすめです。

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焼き鳥ルールの名前の由来

焼き鳥ルールの名前の由来

「焼き鳥」という言葉が、なぜ麻雀のペナルティルールとして使われているのか、その語源にはいくつかの興味深い説があります。

知らずに麻雀用語として使用している「焼き鳥」の由来を、知らないプレイヤーも多いのではないでしょうか。

麻雀で使用される焼き鳥の名称の背景には、麻雀のプレイヤーが思わず笑みを浮かべてしまうような由来が隠されているのです。

ここでは、その名前の由来について詳しく見ていきましょう。

アガれないと飛び上がれないをかけた

一度、火を通された鳥は、空を舞えず地面に留まるしかありません。

この「飛び立てない」という状態が、麻雀で「アガれない」という状況と重ね合わせられ、「焼き鳥」という言葉が生まれたという説があります。

麻雀において、アガることは、手牌が完成し、勝利への道を切り開くことを意味します。

それは、鳥が空高く舞い上がるような爽快感です。

しかし、「焼き鳥」の状態に陥ってしまうと、その機会を逃し、他のプレイヤーから点棒を奪われることになります。

自由に空を飛び回れず、焼かれてしまう鳥のように、不遇な立場に立たされることを表現した説もあります。

焼き鳥の作り方から由来

「焼き鳥」の名前の由来には、その調理法に着目した説も存在します。

焼き鳥は、生肉を串に刺し、火で直接焼くというシンプルな調理法が特徴です。

この調理工程に注目すると、麻雀における「アガれない」という状態との共通点が見えてきます。

焼き鳥は「揚げる」という工程がなく、「焼く」という行為のみで調理されます。

この「揚げない」という点が、「アガれない」という状態と対比されているというのが、由来の内容です。

加えて、焼き鳥は串に刺して焼けるまで「じっと待っているだけの状態」が、調理工程にあります。

その状態から「アガれずに待っている状態」と重ねて、この名前が付けられたとも言われています。

麻雀と鳥は切っても切れないことができ関係

麻雀の手配を「羽を広げて飛び立つ鳥」として捉えると、一度もアガれなかったプレイヤーは、「一度も羽を広げて飛び立つことができなかった」と捉えられます。

その飛びあがれない状態を「アガれない」にかけた、という説があります。

麻雀はその他にも鳥とは、ゆかりのあるゲームとなっているのはご存じでしょうか。

麻雀という言葉自体にも「雀=スズメ」が使用されていたり、イーソーにも鳥が描かれています。

イーソーは、孔雀や銭カゴを背負ったスズメなのではないか、という説もあるほどです。

雀荘ごとにヒヨコといったデザインが変わることもありますが、鳥が使用されているのが一般的です。

焼き鳥ルールを回避するための戦略

焼き鳥ルールを回避するための戦略

焼き鳥ルールを採用した場合、回避したいのがプレイヤー心理だと思います。

焼き鳥ルールで重要なのは、とにかく「オーラスまでにアガること」なのですが、その思いが空回りしてしまった結果ラスを引いてしまっては意味がありません。

焼き鳥ルールでは、そのルールを活かした戦略が必要となるのです。

ここでは、以下の3つの戦略について詳しくご紹介します。

3つの戦略
  • 早くアガることを最優先
  • 牌効率を意識してシュンツを重要
  • 相手にアガらせないのも戦略

早くアガることを最優先

焼き鳥を避けるための基本的な戦略が、「スピード重視」という点です。

半荘戦であれば8ゲーム、東風戦であれば4ゲーム中にアガりが必要となります。

平等に4人に1人がアガれるとなっても、半荘戦であればチャンスは2回。

東風戦であればチャンスは1回と、意外に少ないことが分かると思います。

焼き鳥マークを早めになくすことが最優先であれば、序盤の手組は受け入れ枚数重視の必要があるのです。

手役派のプレイヤーには我慢が強いられてしまいますが、牌効率を意識し、リーチ先行やクイタンを狙うのが定石となります。

牌効率を意識してシュンツを重要視

焼き鳥を回避するには、効率の良い手牌構成が必要となります。

そのために意識するのが、シュンツ(順子)を中心にした組み合わせを意識することです。

クイタンなどを狙い、あえてポンのしやすいトイツ(対子)を持っておくのも戦略ではあるのですが、全員焼き鳥に縛られているので、鳴きやすい状況とはいえません。

そのため、受け入れ枚数が多く横に伸びやすい、シュンツの手組をすることがおすすめです。

アガりに近づくうえで意識したいので、ターツ(塔子)の受け入れ枚数を意識しましょう。

以下は、対局中に見かけるターツの種類をまとめた表になります。

ターツの種類ターツの形受け入れ枚数
リャンメンなど2種8枚
リャンメン+1など2種10枚
3面チャンなど3種11枚
ペンチャン1種4枚
ペンチャン+12種6枚
カンチャンなど1種4枚
カンチャン+1など2種6枚
リャンカンなど2種8枚

ターツに1枚や2枚がくっつくことで、受け入れ枚数が変わるためターツの種類は上記だけに限りませんが、よく見かける形をご紹介しました。

3面チャンがこの中では受け入れ枚数が多いですが、リャンカンや+1の形も受け入れ枚数が多いことを、覚えておきましょう。

相手にアガらせないのも戦略

焼き鳥ルールでは、自分がアガるだけでなく、他のプレイヤーにアガりを許さない戦略も有効です。

自分が焼き鳥にならないために、ガンガン進んだとしても相手にアガられてしまっては、意味がありません。

相手の捨て牌や場の状況を見ながら、安全牌を出してリーチを防ぐことや、相手にとって不利な牌を意識して出すなどの工夫も有効な方法となります。

相手を焼き鳥のままにさせておくこともできる」ということを意識すると、戦略の幅も広がり、かけ引きも面白くなります。

焼き鳥ルールでスリリングな麻雀を楽しもう!

焼き鳥ルールでスリリングな麻雀を楽しもう!

焼き鳥ルールは、ただ単にペナルティとして適用されるだけでなく、ゲームのスリルを倍増させる要素でもあります。

焼き鳥ルールが導入されることで、全員が一層真剣にプレイに臨めます。

通常の麻雀ルールでは、味わえない緊張感や楽しさを味わえる焼き鳥ルールを、ぜひ楽しんでみてください。

その際には、本記事でご紹介した「焼き鳥の由来」を、豆知識として語ってみるのもいかがでしょうか。

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この記事を書いた人

中村 信二 中村 信二 編集長

10年以上にわたりオンラインゲーミング業界で活動し、その間に多岐にわたる役割を経験。ゲームの評価者としてスタートし、その後、ゲームプロバイダーとカジノオペレーターとの間の橋渡し役として、業界の発展に貢献してきた。現在は、オンラインカジノ業界での深い知識と豊富な経験を背景に、業界のトレンドを先導するWebメディアの編集を手掛けている。

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