- 「パチスロの裏物について知りたい!」
- 「実際どんな裏物機種があったの?」
そんな疑問を持っている方も多いでしょう。
現在は規制が厳しくなったこともあり、パチスロの裏物はほとんど見ることはありません。
しかし、違法とされる裏物機が存在していたことは事実です。
この記事では、かつて多くのパチスロユーザーを魅了した裏物について詳しく解説していきます。
実際に存在した機種のスペックや特徴なども紹介していますので、興味がある方はぜひ最後までご覧ください。
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パチスロの裏物とは?
パチスロの裏物とは、メーカー出荷時とは異なる基盤を搭載した、いわば改造されたパチスロ機のことです。
これらの機種は、ボーナス確率や出玉率が飛躍的に高くなったり、特定の条件を満たすことで大連荘が発生したりと、正規のパチスロ機とは全く違う挙動を示します。
裏物には、大きく分けると「Bモノ」と「Cモノ」の2種類存在します。ここからは、それぞれ詳しく解説していきます。
Bモノとは
パチンコ店が利益を増やすために改造したパチスロ機のことを、Bモノと呼びます。
これらの機種は、通常のパチスロ機と比べて小役確率やボーナス確率が極端に変化してることが多いです。
たとえば、一度の連荘で1万枚以上のメダルが獲得できることもあれば、全く当たらずに、短時間で10万円以上の投資が必要になるケースも珍しくありません。
また、Bモノは店舗ごとに異なる改造を行っているため、ハウスモノとも呼ばれていました。
改造内容も多様で、初当たりで10連以上の連荘が確定するものもあれば、ボーナスが当たらないようにプログラムされた台も存在します。
それでも、当時はBモノが持つギャンブル性の高さからか、多くのパチスロユーザーが裏物に熱中していました。
Cモノとは
Cモノとは、出玉率がコントロールできたり、特殊な打ち方によって大当たりを強制的に発生させたりできるパチスロ機です。
Bモノとは違い、打ち方の手順さえ知っていれば確実に勝てるように改造されている機種が数多く存在します。
一方で、出玉率のコントロールが可能になる機種もありました。
それらは、天井での当たりが必ず単発で終わったり、パチンコの大当たり確率が極端に低くなっていたりします。
Cモノは、セット打法を行わない限り普通のパチスロ機と同じ挙動になるため、Bモノよりもバレづらいといった特徴があります。
しかし、6号機の規制で出玉の上限が設けられたことをきっかけに、パチスロ業界からは姿を消したとされています。
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パチスロの裏物の歴史
パチスロの裏物は、今から30年程前の1980年代の頃から存在していました。
当時は、基盤が剝き出しの状態になっているパチスロ機が多かったことから、どの機種も当たり前のように改造されていたようです。
パチスロが1号機から2号機になるタイミングで、規制が設けられたりなど、改造の対策が講じられましたが、裏物は一向になくなる気配がありませんでした。
そして、3号機や4号機の前半ぐらいまでは、裏物が全盛期の時代だったといわれています。
その後、裏物以上に出玉性能を秘めた機種、いわゆるAT機や、大量ストック機が登場します。
このころから、裏物を設置しているホールは徐々に少なくなっていきました。
5号機の時代に入ると、規制や罰則がより厳しくなったこともあり、裏物の姿を見ることはほとんどなくなりました。
それでも、6号機に切り替わる直前ぐらいまでは、一部存在していたといわれています。
パチスロの裏物の現状
現在のパチスロ裏物の状況は、以前と比べると大きく変化しています。
3号機や4号機の時代は規制が緩かったこともあり、裏物を設置しているホールは多数見受けられました。
しかし、近年では以前よりも厳しいチェックが行われているほか、摘発されれば厳しい罰則が科せられるため、裏物を見ることはほとんどなくなりました。
つい最近では、パチスロメーカーの企業努力によって、裏物に近い出玉感を味わえる機種も数多く登場しています。
6号機当初は出玉上限の規制が設けられたこともあり、そこまで出玉性能が高い機種はありませんでした。
今では、一撃万枚が期待できる機種や時速5,000枚が可能な機種など、かなりの爆発力を秘めたパチスロ機が登場しています。
しかし、裏物の需要は完全になくなったわけではありません。
一部の市場では、まだ裏物が流通しているといわれています。
そのため、パチスロユーザーは引き続き警戒を払いながら、安全な遊技を心がける必要があります。
パチスロの裏物を打てる場所はある?
現状、パチスロの裏物を打つことができる場所は、合法的には存在しません。
裏物は法的に違法とされており、製造や販売、設置、プレイなど全ての行為が罰則の対象となるからです。
そのため、一般のパチンコ店でパチスロの裏物を打つことは難しいでしょう。
一部の違法な賭博場や、闇カジノでは裏物が稼働しているケースもあるようです。
こうした場所での裏物遊戯は違法であり、摘発された場合には厳しい罰則が科されるため、絶対に辞めましょう。
どうしても打ちたい方は、裏物が置いてあるゲームセンターに行くか、中古市場で売られている実機を購入するのがオススメです。
一度でも打てば、当時のパチスロユーザーが体感した熱さを肌で感じることができるでしょう。
パチスロ裏物ランキング一覧!実在した4機種
ここでは、実際にホールで見かけることが多かった裏物機種を紹介していきます。
有名な機種から厳選して紹介しているので、聞き覚えがある方も多いと思います。
沖スロ
4号機時代を体感している人であれば、「裏物=沖スロ」を連想される方も多いのではないでしょうか。
「ハナハナ」や「島唄」、「ビッグシオ」など、これら沖スロには数多くの裏物がホールをにぎわせていました。
一部のホールでは、沖スロの全てが裏物になっている店舗もあったようです。
その中でも、ボーナスのみで出玉を増やすタイプの機種である「ハナハナ」は、特に人気がある機種でした。
なぜなら、ハナハナの裏物には異なるバージョンがいくつも存在していたからです。
たとえば、ビッグボーナスを引くたびに32G以内の連荘が抽選される「32Gバージョン」。
抽選に当選していた場合は、32G以内にボーナスが放出されます。
通常のAタイプは、毎回一定の確率で大当たりを抽選しているため、連荘機能は備わっていません。
32Gバージョンのハナハナでは、いつ終わるか分からない連荘が楽しめるほか、一撃の爆発力にも期待できるため、多くのパチスロユーザーが熱中していました。
他にも、「スイカバージョン」と呼ばれる裏物では、本来Aタイプには存在しないチャンスゾーンと呼ばれる区間があり、そこにいる間は高確率でボーナスに当選する仕様となっています。
スイカがそろうことで、チャンスゾーンにいる可能性が高くなるため、一味違った興奮が楽しめます。
チャンスゾーン滞在が長ければ長いほど、連荘するので一撃万枚も十分期待できる裏物です。
気づいた方もいるかもしれませんが、これらの裏物と同じようなゲーム性の機種が現在も稼働しています。
32Gバージョンであれば、沖ドキ、スイカバージョンであれば、リノが似たようなゲーム性となっています。
沖ドキに関しては、現在も非常に人気の高い機種となっていることから、当時の裏物が好評なのもなんとなく実感していただけるのではないでしょうか。
ジャグラー
ボーナスのみでメダルを増やすシンプルなゲーム性と、GOGOランプが光れば大当たりという分かりやすい演出から、現在も多くのパチスロファンから支持されているジャグラー。
そんなジャグラーにも先ほど紹介した沖スロ同様に、仕様の異なる裏物が数多く存在していました。
たとえば、連荘が発生するタイプの裏物や、ビッグボーナス中に7がそろうと1G連荘が確定する裏物。
他にも、周期天井が搭載されているタイプや、小役が連続でそろうとボーナスが確定する裏物がありました。
ジャグラーの裏物に関しては、規制が厳しくなった5号機時代にも設置しているホールがあったようです。
真相のほどはわかりませんが、個人的にボーナス確率がおかしいジャグラーは、何度か見かけた経験があります。
初代北斗の拳
初代北斗の拳は、2003年にサミーからリリースされたCタイプのパチスロ機です。
北斗の拳の世界観を忠実に再現した演出や、バトルボーナスの連荘でメダルを増やす新しいゲーム性が、多くのパチスロユーザーの心をつかみました。
しかし、その人気の高さゆえに、違法改造された裏物も数多く存在していました。
その中でも、バトルボーナスの継続率が途中で変動するタイプの裏物や、ベルやリプレイなどの小役が全てカットしてある代わりに、大当たり中の継続率が高くなっている裏物が一般的とされています。
ただし、北斗の拳は正規のスペックが好評だったこともあり、裏物の人気はそこまで高くなかったようです。
パチスロエヴァンゲリオン
パチスロエヴァンゲリオンは、その人気の高さから今でも新作がリリースされてるパチスロ機です。
必然的に多くの違法改造機がホールをにぎわせてるかと思いきや、パチスロエヴァンゲリオンには、裏物に関する情報はほとんどありませんでした。
その理由は明白で、本機は裏物が特に少なくなった5号機の時代に登場した機種だからです。
しかし、パチスロエヴァの裏物が完全にないわけではなく、ごく一部の店舗には設置されていたようです。
たとえば、「新世紀エヴァンゲリオン ~まごころを、君に~」や「新世紀エヴァンゲリオン -魂の軌跡-」に関しては、裏物に関する情報がいくつか見受けられました。
これらの裏物は、ボーナス確率以外の部分で高設定の挙動を示すように、プログラムされています。
なぜ、このような裏物が設置されたかというと、当時は設定に敏感なプレイヤーが多く、低設定だとすぐに見切られてしまう傾向があったからです。
その結果、稼働や店側の利益が減少することが予想されたため、低設定だということがバレない裏物を利用してお店の利益を増やそうとしたのです。
まとめ:パチスロ裏物ランキング一覧!
ここまでパチスロの裏物について紹介してきました。
6号機になり裏物は、完全に無くなったといわれています。
ただし、「沖ドキ」や「リノ」は、当時の裏物とかなり似ている仕様となっています。
裏物の熱さや興奮を少しでも味わってみたいという方は、ぜひ一度打ってみてはいかがでしょう。
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